お金を借りることが止められないのは病気なの?

お金借りる 病気

お金を借りることを一度だけでなく何度も繰り返してしまうのは病気なのでしょうか。

 

本来ならお金を借りるということはできる限り避けたいところです。

 

それにもかかわらず、借金をすることを止められないというのは病気かどうか疑ってしまいますよね…。

 

残念ながらではありますが、お金を借りることを繰り返してしまうのは病気の可能性があります。

 

本ページでは、

 

・なぜ、借金癖があるのは病気の可能性があるのか?

 

・どんな人が病気になりやすいのか?

 

・病気になってしまったときの対処方法

 

などをお伝えしていきますので、ぜひご覧になってみてください。

 

お金を借りることを繰り返すのが病気の可能性があるのはなぜ?

お金借りる 病気

お金を借りることを繰り返してしまうことがどうして病気の可能性があるのかですが、それはある心理的な部分に関する病気が疑われるからです。

 

その病気というのが「借金依存症」です。

 

依存症と聞きますと、

 

・アルコール依存症

 

・ギャンブル依存症

 

などが有名なところですので聞かれたこともあるかと思います。

 

アルコール依存症は簡単に言いますと、お酒を飲むことをやめたくてもやめられなかったりするという症状です。

 

自分自身ではお酒を飲まないようにすることをコントロールできない精神疾患の一つとなるのがアルコール依存症です。

 

このように依存症というのは「沸き起こる欲求などを自分の意志では抑制することができない」ということがあります。

 

そして、借金依存症もまた、

 

・自身の返済能力以上の借金をしているのにお金を借りることをやめられない

 

という精神疾患の一つなります。

 

借金依存症の方は、

 

・お金を借りること自体に安心感を求める

 

・どれだけ借金をしても自分だけは返済できると思っている

 

というような傾向があります。

 

お金を借りることに安心感を求めるのは、まだ借金をすることができる自分自身を評価することができるという点があります。

 

つまり、借金ができるということは、まだ社会的に自分自身は信用されていると思い込む(思いたい)ということです。

 

また、借金をしたことで新たに買い物ができるなど、自分がしたいことができるようになったという喜びや快楽にも繋がります。

 

本来であれば、借金をすればそこに利息が付きますので、

 

・借金=収入が増えた

 

ということにはならないのですが、借金依存症の方はそのような考え方を本当にしてしまい借金をする行為が魅力的に感じてしまいます。

 

そのため、お金を借りることを繰り返してしまう傾向にあったりします。

 

ですので、周りの方がどれだけ借金をやめるよう伝えても聞こうとはしません。

 

場合によっては、そのような話をしてきた方を激しく非難することもあるくらいです。

 

そういったことがあるため、借金依存症の方は孤立しやすくなり、それがストレスとなってしまいそのストレスを発散するためにまた借金を繰り返します。

 

その結果、どんどん借金が膨らんでいってしまい、最終的には自分自身ではどうしようもできなくなって周りの方を巻き込んでいきます。

 

そして、周りの方が借金をやめるように言ったり、借金に巻き込まれたくないというようなことを言えば、その方たちを非難します。

 

人によっては、周りの方に何かを言われたり、借金を断られてしまうことで強い不安感を感じて絶望し自殺してしまうこともあります。

 

また、自殺しないまでも、お金欲しさに犯罪行為に手を染めてしまうことも…。

 

このように借金依存症は大変恐ろしい病気となりますので、一刻でも早い治療が必要となります。

 

借金依存症の方が注意しないといけないその他の依存症

お金借りる 病気

借金依存症の場合、他の依存症も同時に発症しやすい傾向にあり、複数の依存症が発生している状態ですとその治療は大変困難になることが多いです。

 

以下に借金依存症の方が注意する必要があるその他の依存症をご紹介します。

 

アルコール依存症

 

アルコール依存症は本ページの最初の部分でも軽く触れましたが、お酒を飲むことをやめなくてはいけない状態なのにやめることができない病気です。

 

自分自身だけでは飲酒のコントロールができないため、治療するためには病院に通うことが必要だったりします。

 

アルコール依存症の方で見られる症状の一つとしては、

 

・体内のアルコールが抜けてくると「急に手が震えだしたりする」

 

など一般の人とは違う反応を示したりします。

 

一般的な人であれば、飲みすぎた翌日に体がだるいなどの症状が見られたとしても、アルコールが抜けることで手が震えたりすることはありませんよね。

 

また、一度お酒を飲み始めると飲む量が大変多くなりやすい傾向にあります。

 

借金をするという行為に魅力を感じていたとしても、借金の返済のこととなるとストレスがたまりやすい借金依存症。

 

そのストレスから逃れるためにお酒を飲み、さらにそのお酒代を確保するためにまたお金を借りることをしてしまう。

 

こういったことを繰り返す悪循環となってしまいます。

 

ギャンブル依存症

 

ギャンブル依存症もまた精神疾患の一つであり、ギャンブルをやめることができずに借金が大きく膨れ上がりやすいです。

 

アルコール依存症と同じで、一昔前までは「本人の意志が弱いからこそやめることができないだけ」という考え方をされてきました。

 

ですが現在では、ギャンブル依存症も精神疾患として判断されるようになっています。

 

ギャンブル依存症は男性が発症しやすい傾向にありますが、最終的には借金が大きく膨れ上がることで、

 

・自己破産や自殺へと繋がりやすい大変危険な病気

 

と言われています。

 

日本はパチンコをはじめ、ギャンブルを行うことができる場所が多く身近になっているため、ギャンブル依存症の方が世界と比べても多いのが特徴です。

 

買い物依存症

 

買い物は誰でもすることですし、衝動買いや大人買いもまた誰もが行っていたりするものです。

 

ただ、一般的な人は自身の収支のバランスを把握したうえで現時点で購入する必要があるのか、それとも購入は不要なのかを判断します。

 

ですが、買い物依存症の方はその判断ができないというよりも、買い物をしたいという欲求そのものを抑えることができません。

 

そのため、たとえお金がなかったとしても借金をしてまでも買い物をしてしまいます。

 

買い物依存症の主な原因はストレスと言われ、ストレスを解消するために買い物をします。

 

この「ストレスを解消するために買い物をする」というのは一般的な方の中にも確かにいらっしゃいます。

 

ですが、買い物依存症の方はストレスの解消手段が買い物をすることなので、お金がなくても買い物をしてしまいます。

 

その結果、借金が膨らんでいき、自分自身では返済がどうしようもできなくなることで自己破産を最終的な手段として選ぶという傾向が強いです。

 

ギャンブル依存症は男性が発症しやすいことに対して、買い物依存症は女性が発症しやすいと言われています。

 

上記でお伝えしました3つの依存症は借金依存症と同時に発症しやすいため、十分に注意が必要となります。

 

借金依存症の他にも考えられる原因の可能性はある?

お金借りる 病気

お金を借りることをやめられない方というのは、借金依存症の他にも考えられる原因があります。

 

その原因というのは、

 

・大人のADHD

 

・双極性障害

 

などの可能性が考えられます。

 

大人のADHD

 

ADHDというのは「注意欠陥多動性障害」と呼ばれるもので、子供に関することでよく聞かれることもあります。

 

ですが、ADHDは近年では大人に対しても聞かれるようになってきています。

 

ADHDの方は金銭感覚が欠如してしまっていることで、お金を計画的に使うことができないといったことがある場合があります。

 

大人のADHDに対しての専門外来を開設しているクリニックもあるので、気になる場合は一度訪ねられてみてください。

 

双極性障害

 

双極性障害とは、

 

・躁状態…気持ちが大きくなった状態で行動的になる

 

・うつ状態…気持ちが落ち込み、様々な意欲の低下が見られる状態

 

のどちらの症状も見られ、この2つの状態を繰り返す「躁うつ病」という精神疾患のことを言います。

 

躁状態の時は、気持ちが大きくなるためお金をどんどん使ってしまう傾向にあります。

 

そして、うつ状態になった時にお金を使ってしまったことを後悔してしまうということを繰り返してしまいます。

 

双極性障害かもしれないと思われた場合は、精神科を専門としているクリニックにご相談なさってみてください。

お金を借りる行為が病気になりやすいのはどんな人?

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お金を借りるという行為が病気へと繋がりやすい方にはどんな特徴があるのかをお伝えしていきます。

 

収支の把握ができていない

 

お金を使う場合は、自身の収入と収支を把握して、どれくらいのお金を使うことができるのかを判断するのが一般的な人が行うことです。

 

ですが、借金依存症になりやすい方というのは、その収支のバランスを把握できていない傾向が強いです。

 

そのため、計画的にお金を使うことができないために、すぐにお金がなくなってしまい借金をせざるを得ない状況に陥りやすくなってしまいます。

 

このようなタイプの方は「節約をする」という意識も低いですので、普段の生活でも節約行動をせず無駄遣いをしてしまう傾向にあります。

 

節約行動というのは、節水や節電などを行ったり、必要な商品だけを購入するというようなことです。

 

節約をする意識が低い方は、節水や節電などは気にしません。

 

また、買い物をするときも値段をあまり気にしないで購入したり、同じ商品や似たような商品を何個も購入したりすることもあります。

 

そうやってどんどん出費を重ねていった結果、後で支払いに追われるようになるという流れに繋がりやすかったりします。

 

我慢することが苦手

 

上記の「収支の把握ができていない人」の特徴に近いところがありますが、我慢が苦手な方は欲しいと思った商品などがあった場合、

 

・値段が高いかどうかなどを気にすることなく衝動的に購入してしまう

 

ということがあります。

 

本来であれば、現時点でのお財布状況を考えた場合、どれだけ欲しくても購入してはいけなかったはずなのにです…。

 

このように我慢しなくてはいけない状況でも我慢ができない方は借金依存症になりやすいのでご注意ください。

 

借りるということへの意識が低い

 

お金であれ、人から何かを借りたことであれ、「借りる」ということへの意識が低い方というのは「返す」という意識もまた低い傾向にあります。

 

お金を借りるという行為は決して軽いものではありませんが、それを罪悪感をあまり感じることなくお金を借りることができる。

 

このように「借りる」ということへの意識が低いと、お金の返済に対する意識も低いために、

 

・返済が滞ったり、

 

・そもそも返済すらまともにしない

 

というトラブルを起こしやすかったりします。

 

このようなタイプの方は、返済のことをあまり考えずに借金をどんどんしていく傾向にあり、

 

・気が付いた時には返済不可能な金額まで借金が膨れ上がる

 

ということに陥りやすいです。

 

現実をしっかりと直視できない

 

明らかに自身の返済能力以上のお金を借りることをしているにも関わらず、自分はちゃんと返済することができると思っている。

 

この時点で現実を直視できていません。

 

そして、このような方は心のどこかでは「困った時には誰かが手を貸してくれる」と思っているなど、自分に甘い傾向にあります。

 

そのため借金もさらに膨らみやすく、最終的には返済もできずどうしようもなくなった結果、自己破産や蒸発(行方をくらます)などをしやすくなります。

お金を借りる行為が病気になった場合の対処方法は?

お金借りる 病気

最終的に自分自身を大変苦しめることになってしまう借金依存症。

 

その借金依存症に一度でもなってしまいますと、克服するまでの道のりは大変困難なものとなります。

 

身近なところで言えば、お酒やギャンブルもそうですし、タバコなどもそれに当たります。

 

タバコをやめるために禁煙を始めたにも関わらず、しばらくするとまたタバコを吸い始める。

 

この禁煙したけどダメだったという話は本当によく聞く話です…。

 

それくらい一度依存症になりますと克服するのが難しいということです。

 

ですが、絶対に依存症は克服できないということでもありません。

 

これからお伝えしますことを借金依存症の克服のためにご参考になさってみてください。

 

まず初めに自身が借金依存症であることを受け入れる

 

初めにとお伝えしたことではありますが、この自身が借金依存症であることを受け入れるというのは結構大変だったりします。

 

なぜなら、借金依存症の本人が自覚していない場合もありますし、自覚していても認めようとしないということがあるからです。

 

ですが、本当に借金依存症を克服しようと思いましたら、本人が借金依存症であることに気づいたり受け入れるということは重要なことです。

 

完全にすぐには受け入れるということができなかったとしても、

 

『自分は借金依存症かもしれない。』

 

と気づくだけでも克服への大きな一歩となります。

 

借金依存症を克服するための環境を作る

 

自分が借金依存症かもしれないと気づいたり、受け入れることは最初の段階として重要なことですが、それだけでは克服は難しいです。

 

一度依存症になってしまいますと、依存対象に関する欲求を抑える(克服する)ことが本人だけでは難しいため、周りの方の協力も大切となります。

 

周りの方たちの中でも特に家族などの身近な方たちの協力は不可欠です。

 

また、ご家族などの身近な方たち以外に、

 

・依存症治療の専門家に相談する

 

・自助グループに入ることも考えてみる

 

ということも必要だったりすることあります。

 

依存症治療の専門家に相談することで、専門家の協力の下で借金依存症の克服までの道筋を立てることができます。

 

他にも自助グループに入ることで、自身と同じ依存症の方の話を聞いたり、自分自身が人に話をすることによって、

 

・自分自身を客観的に見られるようになる

 

ということへと繋がりやすいです。

 

たとえ、自助グループに入らなかったとしても、一度参加してみるだけでも自分自身の状況に気づくきっかけになったりもします。

 

また、同じ依存症の方が周りにいることで、依存症の克服をしていく際の心の支えにもなります。

 

このように、借金依存症を克服するためには周りの方の協力というのは欠かせないと言えるほど大切なことです。

 

さらに借金依存症の克服をするまでの間に気を付けないといけないことは、

 

・借金へと繋がる対象を遠ざける環境に身を置く

 

ということも重要です。

 

環境によっては完全に借金へと繋がる対象を遠ざけることが難しい場合もあるかと思いますが、できる限り遠ざけるよう意識なさってください。

 

依存症の克服に関することは厚生労働省のホームページにて確認することができますので、よろしければご覧になられてみてください。

 

■厚生労働省の依存症対策に関するページ

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html

 

債務整理を考えてみる

 

債務整理をした場合、個人の信用情報に債務整理を行った情報が登録されることで「5年〜10年」というそれなりの期間借金ができなくなります。

 

この期間を利用して借金依存症を克服するという方法もあります。

 

信用情報に傷がつく状態となりますが、借金へと繋がる対象を遠ざけることが難しい環境にある場合などには有効な手段となることもあります。

 

債務整理に関しましては弁護士や司法書士などにご相談なさってみてください。

お金を借りることが病気と判断されることに関するまとめ

お金借りる 病気

一度だけでなく何度もお金を借りることを繰り返してしまうのは借金依存症の可能性があることを本ページではお伝えしました。

 

また、借金依存症になりやすい方の特徴や対処方法などもお伝えしましたが、もしかしたら借金依存症かもと思われたときには、

 

・依存症治療の専門家や自助グループなどに相談する

 

ということをお考えになられてみてください。

 

はじめはそのような所にご相談されるのを躊躇されるかもしれませんが、対処が遅くなればなるほど事態は深刻化してしまいます。

 

ですので、できる限り早めに対処なさることをおすすめします。

 

また、借金のことでお困りの場合は弁護士や司法書士などにご相談なさって適切なアドバイスを受けてみるというのも良いでしょう。

 

一人での借金依存症の克服は大変困難です。

 

周りの方と協力しながら借金依存症の克服を目指していきましょう。